2012年10月24日水曜日

佐渡・体験 Ⅲ

長男が知人から使っていいと言われた柿畑に行った


手前が借りている、農薬を使わない柿の木
農薬を使っていない
借り受けた方の柿の木だけが
葉が小さくすでに紅葉し
実は赤く熟し
一部の実は熟れて落下していた
周りの柿の木は葉が大きく青く
実もまだほとんど真っ青
N協の言う通り農薬を使うと
そんなふうに葉も実もしっかりするらしい・・・


長男は農薬を嫌う
我々の身体に入った際に
どれほどの影響を及ぼすものなのか・・・
ごくごく最近に人類が調合した化学薬品に
頼らない農業

人類よりもはるかに長い歴史を持つ生き物たちに
その能力を発揮してもらう農業


しかし
人は群れて
同じものを目指し
同じであることに安心し
満足する

「この大きさでないと規格外です」と
大きさの足りない柿を捨てさせる
それどころか
「柿畑はこうでなくてはいけません」と
柿の木のまわりの環境にまで制約を付けてくる
その制約を守れなければ
出荷さえままならない

まっすぐでないキュウリは嫌われ
大きさが足りない柿は捨てられ
暗記量だけを測るテストに負けた生徒はスポイルされる・・・


どうしてこんな世の中ができたのだろう?



長男の世話をしている柿を収穫した
私自身2年ぶりの柿の収穫
小さな柿でも
柿は柿
小さい柿が
いいと言う人もいる


私はこの小さな柿をおいしいと思う
いとおしいと思う
おいしいと 感じる・・・


★★★

早生の柿を
さっそくいただいています
「みんなちがって みんないい!」



0 件のコメント: