2010年11月23日火曜日

晩秋の佐渡 そのⅡ

今回佐渡へ行ったのは
息子のことをいろいろと気にかけ
世話をしてくれている
NPO法人の「結(ゆい)」で
蕎麦の会があり
それに参加したいということも
目的のひとつでした


医療関係の先生の講演会後の
親睦会として行なわれた会でしたが
私は息子と夜に行われた
その親睦会にだけ
図々しくも参加しました


ボランティアの方たちが作った
たくさんの地元のお料理が並び
結のお隣の方が打ったという蕎麦も出て

講演を行なった医療関係の先生方や
たくさんのボランティアの方がいる中
最初はおっかなびっくり
食べながら話の輪の中に入っていったのですが
お酒の勢いも借り
顔見知りの五十嵐さんだけでなく
色々な方たちと
色々な話ができ
おいしいお料理と
おいしい地元の純米酒とで
おなかも心も
満ち足りた夜になりました




障害者の家族の会の大先輩から
「昔の佐渡には当たり前のように『結』があった」
そんなお話をうかがい
そうですよねと相槌を打ち

小学校の先生との話では、思わず
高得点を取ることだけが価値のあること
そんな物差ししか持っていない現在の教育界が
子供をダメにしていると
教育界を声高に批判し

「佐渡を離れて初めて佐渡の良さに気がつく」というお話に
それはどこでも同じかも知れません、と言いながら
田舎を持たない悔しさを感じ

「子どもたちに必要なのは逞しさと、そしてしなやかさだ」
そんなふうに小児科の先生が仰った言葉には
とても感心し・・・



2年半前に我儘を言って
突然退職・転職し
かみさんや子どもたちには
たくさんの迷惑を掛けています

そんな迷惑をかけられた息子が
何とか大好きな佐渡で独り立ちしようと
もがきながら知り合った人々たちの
その輪のなかに
私も入れてもらい
この歳になって交友関係が広がり
佐渡へ行くことが益々楽しみになる

嬉しいことです・・・


「そろそろ帰ろう」
息子に言われて気がつくと
もう11時
お世話になっているアフタースクールの高柳さんに
「アウトドアの活動のときにはお手伝いさせてください!」
東京にいて何ができると言われて当たり前ですが
酔った勢いもあってそんなことを口にして退席し
いい気分で息子の運転する車に揺られ
家につくと・・・

大きな大きなオリオン座が
満月の月明かりに負けじと
佐渡の雄大な空に
輝いていました

今日もすてきな一日を
ありがとう・・・



  

✩✩✩

  


11月20日


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